CBOのスケッチブック

素敵な絵をお届けします

Farewell My Lovely

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 私立探偵フィリップ・マーロウの活躍するシリーズの2作目、翻訳版の題名は「さらば愛しき女よ」。レイモンド・チャンドラーの1940年の作品です。難しいですが、面白いです。

 この主人公は、とぼけた冗談、軽口、キザなセリフが好きなようです。意味のわからない部分は飛ばして読んでいます。一例としては、

I was in good shape again. I was almost sober and my stomach was bunting towards third base instead of trying for the centerfield flagpole.

というのがあります。

 怪しい占い師のところへ、ノコノコと訪ねていったマーロウ君はボコボコにされ、もぐりの病院へ拉致されました。どうやら変な薬を飲まされたようです。なんとかそこから脱出して、近くの知り合いの家へ逃げ込んで、少し休んだあとの場面です。

 お腹の調子も良くなったという意味のことを言っているのだろうと思います。ボクは野球はあまり好きではありませんが、なんとなくわかりました。

give thanks for small blessings

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 先月、VOA(ヴォイス・オブ・アメリカ)のLearning English にTake a Moment to 'Count Your Blessings' という記事がありました。時あたかもサンクスギビングデイ近し、ということですね。この中にあった、give thanks for small blessings という表現が気に入りました。トラブルの最中にも、何か良いことを探して感謝の気持ちをもとうという感じでしょうか。

 ボクはここで風邪を引いて弱ったのですが、気を持ち直し、インフルエンザでなくて良かったと思うことにしました。パブロンゴールドで済むし。健康体のありがたさを知ることもできたし。

 勝間和代さんのYouTubeには「足りないものではなく、持っているものに感謝をすれば幸せになります」という動画が上がりました。同じような考え方だろうと思いました。

 ところでボクは、上のVOAの記事でディクテーション(書き取り)というヒヤリングの勉強をしました。つまり、文を見ずに、聞いたものを書くという感じです。この記事では、a blessing in disguise (禍い転じて福となす?違うかな?)をa blessing in the sky と聞いてしまいました。また、最近やっとwhileを聞き取れるようになりました。英検一級は遠いです。

ある違い

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 現役時代、ボクは工場勤めでした。工場の製造装置が、ある時期からパソコン制御になりました。その操作画面に出るメニューのボタン、いわゆるアイコンの絵柄のことを想い出しました。アメリカ製の機械のアイコンはセンスの良さを感じさせるものでしたが、日本製の機械のはイケてないものに見えました。

 何故こんなことを思い出したのかというと、ここで、iPadでアニメーションを作ることをおもいたち、それにはRoughAnimatorというアプリが良さそうだと知ったので、YouTubeで「rough animator 使い方」で検索したところ、日本人の作ったものはほんの少しで、しかも見劣りすると思ったことからです。そもそも、この手のアプリで日本製のものは無いのでしょう。

 こうした、デザインというかシンボル化の分野では、日本と欧米とで明らかな違いのあるように感じます。

 日本のアニメが世界中で人気らしいので、日本式表現方法を好む人も多いのだろうから、けして日本式が悪いわけではないようです。ボクはあまり好きではありませんが。

歩数計

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 先週、国民健康保険の無料の健康診断を受けてきました。少し前に、急な空腹感に襲われ冷や汗も出るという体験をしたので、尿や血液検査をやってもらおうと思ったのでした。結果は来月なかばだとか。

 そこで意外にもメタボ狩りに遭いました。10年くらい前、盛大に始まった時に捕まって、巻尺をもらったり、おばさんから電話をもらったりしましたが、もう終わったのだろうと思っていました。

 しょうがないので、タニタ歩数計を買って、散歩をすることにしました。

Embracing Defeat

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 翻訳版は「敗北を抱きしめて」(岩波書店)、ジョン・ダワーの1999年の作品です。アメリカ人の日本の終戦後の捉え方に興味があったのですが、第一章を終わったところで読むのをやめました。知らずに買って損をしました。

 イントロダクションから怪しかったのですが、第一章でこりゃダメだと思いました。ボクの読み間違いかもしれないと思って、ググったらiRONNAというところに高山正之の書評があったので、読んでみたら思った通りでした。ボクは、この作者より高山正之を信用します。

 もったいないですが、汚らわしいので処分します。文はなかなか凝った感じで、英語の勉強にはなりそうでした。

なぞルール

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 動画のタイトルは「人間関係はリセットしても良いか」みたいな感じでした。

 工場でアルバイトしていた時は、なぞルールだらけでした。ちょっと腹立つけど、こっちが困るわけではないので放っておきました。

 なぞルールという言葉の解釈は合っているのかな。

The Big Sleep

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 私立探偵フィリップ・マーロウの活躍するシリーズの1作目、翻訳版の題名は「大いなる眠り」。レイモンド・チャンドラーの1939年の作品です。難しいですが、わりと面白かった。

 知らない語や言い回しが沢山出てきました。7作品全部とおまけ付きで200円だし、テキトウ読みです。翻訳版は、村上春樹のものも誰のも読んでいません。ちなみに村上春樹は何か嫌で、まだ一冊も読んだことありません。

 情景や人の顔つきや動作など細かく書いてあってイメージしやすいです。といっても、ハードボイルドな私立探偵の気分には、まだイマイチなりきれませんでした。英語力さえ上がれば、ボクもハンフリー・ボガートになれる…わけないか。

 安くなっているのは、作者の死後何十年かたったので著作権が切れたからでしょうか。ヘミングウェイ全集も安いのに、スタインベックは安くないです。例のミッキーマウス法のせいでしょうか。日本の昔の作家では、志賀直哉は安くなりません。長生きしたんですね。