CBOのスケッチブック

素敵な絵をお届けします

叩いて出て来たホコリ

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 世の中のあらゆる組織は日大アメフト部と同じく、暗黒面を持っているのだろうと思います。うまく行っている組織でも、叩けばホコリが出てくるように思えます。こう思うのはボクだけではなく、世の中の大多数の人々が同じように思っているはずです。それぞれ、何らかの組織に属しているのでしょうから。暗黒面を持たない組織に属している人は、ごく少数だと思います。

 悪質タックル問題のニュースを見るたびに、ああ、やっぱりねと思うのはボクだけではないでしょう。みんなそうなんだ、というある種の安心感もあります。まさか、自分のところの組織は叩かれないだろうな、というハラハラ感もあります。


 モリカケ事件の場合、主犯の朝日・NHK・一部野党などにはれっきとした、安倍総理を妨害するという邪悪な目的がある一方で、叩けばホコリが出るだろうという見方もあったかもしれません。

 詐欺師、財務省チョンボ大阪地検特捜部の情報漏洩、関西のタブー、邪悪な前川、獣医師会の不当な働きかけなどというホコリが出ましたが、それだけでした。安倍総理はこれらの暗黒面に関与していませんでした。逆に主犯の朝日・NHK・一部野党の醜さを広めました。

 

 この絵は、映画「思い出のマーニー」の最後の場面です。

 

悪質タックルに学べるか

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 昔の日記をながめていたら、せがれのちょっとしたエピソードがあって笑いました。よせばいいのに、そばに居た家内にそのことを話すと、
「そうなのよ。○○はウソつきだから…」
 と言いました。

 このエピソードは、せがれのウソにまつわることではないのに、せがれの思い出をひとくくりに「ウソつき」の方向へもっていくのはひどいなと思いました。そもそもせがれを、ウソを言わねばならない状況に追い込んだのは母親(家内)かもしれないのに。


 その家内も、内田監督や井上コーチのことを罵倒するばかりで、謙虚に他山の石とすることはできないでしょう。それどころか、もしボクが、
「幼いせがれを、ウソを言わねばならない状況に追い込んだのはあんたでしょ…」
 などと言ったひには、猛烈に反発するかもしれません。

 自分は、ウソをつけと指示していない、と。

 

 この絵は、腰痛のためにコルセットベルトを巻いているボクです。
 コルセットベルトにはジレンマがあります。腰痛に効くほど締めるとお腹が締まって気持ち悪くなり、お腹が楽な程度にすると、腰痛に効かないというジレンマです。

 

My Father’s Daughter

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 カニグズバーグの7冊目はミステリーです。邦訳版の題名は「謎の娘キャロライン」、1976年の作品です。犯人探しではなく、示された謎の答えが最後に明かされる、という感じです。8〜12歳向けとありますが、充分な手応えがあって、とても気に入りました。オススメです。

 ペンシルベニア州ピッツバーグ市にある高層ビルの、とある重役室、窓からアレゲニー川が見えるそうです。ここで男女二人が会話しています。1952年から53年の出来事を振り返っているのです。男は当時中学生だったウインストン・カーマイケルのようです。その17年前に誘拐されて、死んだと思われていた彼の姉が家に帰って来たのが1952年だったそうです。1976年の24年前ですね。

 さて、姉のキャロラインは本物なのでしょうか。読み進めるうちに、そんなことよりむしろ、会話している二人の、女のほうは誰なのかが気になりました。思った通りではありました。


 ネタバレは控えて、気になったところを三つ書きます。

 クリスマスにウインストンが妹にあげた本が、the Rubaiyat of Omar Khayyam とあります。ググったら、ウマル・ハイヤームのルバイヤートだそうです。ペルシャの詩人で、欧米では人気のようです。覚えておこうと思いました。

 第10章に Forbidden Games という映画を見たことが出て来ます。「禁じられた遊び」ですね。泣けてきます。ポーレットとウインストンの妹とが重なります。

 106ページに、盆栽の枝のようにゆがんだ人差し指という表現が出て来ます。日本の盆栽は、アメリカの少年少女の常識となっているのねと、感慨がありました。または、作者が盆栽を広めるために意図的に使っているのでしょうか。

 

The Second Mrs. Gioconda

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 カニグズバーグの6冊目も歴史ものです。邦訳版の題名は「ジョコンダ夫人の肖像」となっています。モナリザのことです。1975年の作品です。

 ボクはレオナルド・ダ・ヴィンチのことも、弟子のサライのこともあまり知りませんでした。冒頭で作者の提示する謎、モナリザに関わる謎や、サライダ・ヴィンチに可愛がられた理由などに興味がなくて、弱りました。読み終わっても、なるほどという感慨はありません。今のところ。

 物語では、サライミラノ公妃ベアトリーチェ・デステとの交流が描かれています。この公妃を、自分の中に確固とした尺度を持っていて、これに照らして物事の価値を判断する人であるとしています。そして公妃は、万能の天才ダ・ヴィンチの作品を見て、不満を示し、サライの卑俗な風味を加えるように言いました。しかし、公妃は若くして亡くなってしまいます。

 フィレンツェダ・ヴィンチの工房を訪れたジョコンダ氏の第二夫人に、亡くなったベアトリーチェの面影を見たサライが、師にこの人の肖像を描くように強く勧めようと決心したところで、物語は終わります。

 

おまえが言うか

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 今朝、いつものように5:45頃にNHKをつけて少しすると、合原(ごうばる)アナウンサーのストップ詐欺被害わたしは騙されないが始まりました。名義貸しがどうのこうのという話を、電話で繰り返し聞かされると、自分のほうが間違っていると思ってしまいがちだそうです。繰り返す電話には、要注意だそうです。

 NHKがよく言えるなと思いました。

 ボクは武田邦彦教授の説を信じていて、NHKは嘘をついていると思っています。悪玉コレステロールとか、地球温暖化でツバルが海に沈むとか、血圧を下げろだとか。繰り返し流しているNHKの嘘は沢山あるのだろうと思っています。騙されないようにしたいと思います。

 6:05頃には、あの安達という解説委員が出て来たので、すぐチャンネルを切り替えてジップにしました。

 

A Proud Taste for Scarlet and Miniver

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 カニグズバーグの5冊目は歴史読物です。邦訳版は「誇り高き王妃」となっています。1973年の作品です。原題にある”Scarlet and Miniver”とは、緋色と白のことで、中世ヨーロッパの王侯貴族の立派な服装のことだろうと思います。

 シュジェール僧院長(Abbot Suger)、マティルダ皇后(Empress Matilda)、ウィリアム・マーシャル(William the Marshal)、そしてエレノア(Eleanor of Aquitaine アリエノール・ダキテーヌ)の4人が天国で、イングランド国王ヘンリー二世の到着を待っています。ただ待っていてもヒマなので、順番にエレノアが地上にいた時のことを語るという趣向です。最後に、エレノア自身が晩年の様子を語ります。


 ボクは登場人物を誰も知りませんでしたが、ウィキペディアで調べながら物語を読むことで、何だか随分詳しくなってしまった気分です。でも、エレノアには感情移入できませんでした。

 中世つながりで、サー・ウォルター・スコットという人の「アイヴァンホー」という本とか、エリス・ピーターズという人の修道士カドフェルのシリーズを、そのうち読んでもいいかなと思いました。

 

2つの法則

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 全体の8割を2割でかせぐという、「パレートの法則」というものがあります。単純に言うと、職場に10人の社員がいる場合、職場全体の仕事の8割を2人の人がやり、残りの8人は仕事全体のたった2割を少しずつ分け合ってやるという感じです。

 また、「忙しい人はより忙しく、ヒマな人はよりヒマにの法則」もあります。期日の迫った大事な仕事は忙しい人に頼みます。忙しい人は忙しいのだから、そんな切羽詰まった仕事はヒマにしている人にやらせればよさそうなものですが、そうはなりません。

 こうしたことを言い聞かせていたにもかかわらず、新入社員のせがれは2割の忙しい人になってしまいそうなので、胸を痛めています。やっと4週間が過ぎた昨日、課長に、言われなくてもしっかりメモを取る姿勢を褒められたと言っていました。