アップルペンシルの練習2
1997年から8年間、労働組合の役員をやりました。温泉会議や職場の集まりの時にボクが落ち着いて飲み食いしていると、きまって副支部長のSが近寄ってきて、回って歩いてお酌をしたり話をしてこいとうるさく言いました。ボクは無視したり、たまには渋々少し話をしました。また、お花見とか組合主催のイベントも色々やりました。盆踊りはなかったけど。
工場で連続操業するための労使協議、給与体系を成果主義へ変えるための労使協議、早期退職募集の労使協議、職場単位の出向、分社化などなど色々ありました。会社提案を組合員に呑ませるために、日頃からお前の担当する職場の組合員の気持ちをしっかり掴んでおけ、というのがSの言い分だったのでしょう。
つまり、労使協議の中身は、職場で過半数を取れるくらいの条件を人事部の労務担当のやつらと一緒になって詰めるということでした。総会や職場委員会で決をとるとか、全員投票とか一応やりましたから。
こうした経験を踏まえて、辺野古の問題とか、イージスアショアとか、原発とか、焼却炉や保育園を建てるとか色々あるので、議員さんが盆踊り大会でビールを注いだり踊ったりするのは立派な(?)仕事なのだろうと思いました。N国党の立花党首は馬鹿にするけど、直接民主制は上手くいかないんじゃないかなぁ、と。
しかし、会社は社長の独裁制で良いのかもしれませんが、政治は税金の使い道を決めたり法律を作るのだから、労働組合ではなく、マンションの管理組合をモデルに考えるべきです。マンションの管理費や修繕積立金は税金に、通路に面した窓の柵に傘を下げないとかの決まりは法律に相当します。
そうすると、ネットでYES/NOを投票する直接民主制は、無駄な組織、政治で言えば議員さん達などを無くせそうなのでとても良いですね。