虎ノ門ランキング
YouTube で虎ノ門ニュースをよく見ます。話題のニュースに下記の人々がコメントします。話半分としても、NHKやマスコミや野党の下劣さがよくわかって面白いです。ここで、コメンテーターのランキングを発表します。
百田尚樹、有本香、武田邦彦、須田慎一郎、青山繁晴、上念司、大高未貴
竹田恒泰、ケント・ギルバート、石平、井上和彦、藤井厳喜、高橋洋一
1位 武田邦彦
以前からのファンです。そろそろ老いが目立つように見えます。
2位 高橋洋一
この人はテキトーなことは言わないと思っています。
3位 上念司
話がわかりやすい。全部は真に受けるつもりはないですが。
4位 青山繁晴
感情に訴えるところが嫌いですが、情報に真実味があります。
5位 藤井厳喜
しゃべりが落ち着いていて好感がもてます。
Up from Jericho Tel
カニグズバーグの10冊目。邦訳版の題名は「エリコの丘から」。いわくのありそうな題名ですが、物語にはあまり関係ありません。これまでの作品とはちょっと変わったマジカル・アドベンチャーです。1986年の作品です。
主人公のジーンマリーは、11歳の少女です。内心では、学校の女子達を「クローン」と呼んでいます。身なりも頭の中も皆似たものばかりだからです。女子達とは距離をおいていますが、自分と同じくトレーラーに住むマルコムという少年とは交流を始めます。帰り道に見つけた鳥の死骸を、二人で空き地に埋葬し、ウエザグラムを吊るしました。この場所を「エリコの丘」と名付け、他にも虫などを埋めました。
そしてある日、ふたりはエリコの丘から特別な場所へ落ちていきました。
そこには往年の名女優が居て、二人に任務を与えます。彼女が死ぬ前に身に付けていた宝石、「レジーナ・ストーン」を探して取り戻すことです。彼女は何人かのバスカーを自宅に呼んでパーティーを催している最中に、心臓麻痺(心筋梗塞?)で死んだのでした。そのなかの一人が奪っていったようです。
バスカーとは、将来のスターを夢見ながら、ニューヨークの街角で芸を見せているパフォーマーのことです。幸運を呼ぶ宝石を持ち去ったのは歌手志望のエマジーンだったのですが、一度は才能を見いだされたのに、スターへの道が彼女に開かれなかったのは何故でしょう。レジーナ・ストーンは効き目がないのでしょうか。
その答えは…
先生じゃダメだろ
学校の危険なブロック塀のニュースを見るたびに、プールの目隠しをしたかったのだろうなと思います。おそらく、はじめは金網か何かで囲ってあったのだが、道のほうから変態が水着姿をのぞくのを恐れて、目隠しの為にブロックを積んだのではないかと邪推しました。
もしそうなら、金網のままにしておいて、プールの授業の時にはカーテンを引くとかの案があっても良さそうなものだなと思いました。金網くらいなら地震で倒れてきて、下敷きになったとしても死ぬことは無いような気がします。金網ならば軽いから、震度6くらいなら倒れないのではないかな。
ブロック塀にしても、高さとか支えの部分とかの法令があるなら、それを守らなくてはまずいでしょう。一般の企業だったら、ありえないと思いました。現役時代を思い出してのことです。ボクは工場の現場作業員でしたが、事業所には業務部とか管理部とかいう部署があって、とりわけ安全衛生に関わる部分は完璧に管理していました。
小学校の組織体制はどうなっているのでしょう。先生が何から何までやるのだとしたら、満足な仕事はできないと思います。
せがれが小学生や中学生の頃に、学校から持って帰ったプリントを見て、つくづく思ったものです。こんなものを会社で出したら、上司に怒られるだろうにと。意味のわからない文とか、小さい字がびっしり書いてあったりとか。学校の先生には、子どもに教科を教えるだけにしてもらいたいものです。
この際、学校には、しっかりした管理部門を作るべきだなと思いました。先生方の上に。
場合によっては、生徒のじいちゃんで、むかし工場の総務課長などをやっていた人を雇うのがベストかなと思います。そんな人が10人もいれば、学校は随分良くなるだろうなと思いました。
Journey to an 800 Number
カニグズバーグの9冊目。邦訳版の題名は「800番への旅」、そのまんまですね。800番て一体何のことでしょう。この謎の答えは最後にわかります。気に入りました。1982年の作品です。
ボーのお母さんはお金持ちと再婚することになりました。ボーは、お金持ちの邸宅へ引っ越すことや、秋から名門中学へ入ることを心待ちにしています。その前に、お母さんがお金持ちと新婚旅行で一ヶ月間クルージングしているあいだ、父の元で暮らすことになりました。両親は、ボーが4歳の時に離婚したのでした。
父はラクダを一頭連れて旅をしています。ラクダを乗せたトラックにキャンピングカーを繋げて、各地のイベント会場を回ります。
旅の途中で色々な人々に出会います。美しい少女サブリナには、何か秘密がありそうです。
ネタバレをぐっとこらえて、気になった一ヶ所だけ紹介します。49ページ。
とある展示会場、中東航空のブースにて、ボーがビッグマックを食べながら、そこにいる人に冗談をかまします。
「日本人はこいつを小さくしているところさ。ミニマックだね。今、それ用のトランジスターを開発中なんだ」
カニグスバーグさんは、ちょこちょこ日本ネタを出します。日米半導体戦争なんてのもありましたが、ボクは好意的なものを感じました。
Your Inner Fish
武田邦彦教授が尾崎豊の「15の夜」を絶賛しているのを聞きました。男の子は14歳になると、自分の生きている意味がわからず、悩むのだそうです。この詩が見事に表現しているそうです。元をたどれば、生命が有性生殖をはじめたことに行き着くと言います。女の子はともかく、現代の男の子は、子を守る為に戦うとかいう原始的なオスの役割を失った(奪われた?)為に悩むのだそうです。自分の生きている意味は無いのではないかと。
そういうわけで、ボクがこの本を読みたかったのは、自分の生きている意味を知りたい気持ちからだったのかもしれません。なんつって。
邦訳版は「ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト」です。YouTubeには3回シリーズの、同名の番組がありました。英語です。
著者らが北極圏で化石を発掘する冒険談の部分はそれほど多くなく、生き物が、太古から現在まで、どう姿を変えてきたかの部分がメインです。研究の歴史から、最新の成果まで述べています。興味のあることなので、それほど苦しまずに読めました。古生物の名前とか発音できない単語はテキトーに読みました。実験室で生物の胚をいじる部分は、少し気持ち悪くなりました。
もちろん、自分の生きている意味を知ることはできませんでした。何も悩んでもいなかったし。
でも、何かすごいなとは思いました。これまで地球上に生まれた生命、バクテリア、クラゲ、ミミズ、魚、トカゲ、ねずみ、サルなどの縦方向の全部が自分の中にあると考えることもできるらしいのですから。DNAレベルでは。
Throwing Shadows
カニグズバーグの8冊目は短編集です。邦訳版の題名は「影〜小さな五つの話」、1979年の作品です。
正直、面白くありませんでした。何か良いお話なんだろうとは思うので、読む価値はあるでしょう。こうした良さは、風流さというか、情緒の落ち着きみたいなものを身に付けている読者でないと味わえないだろうと思います。この本の対象年齢の8〜12歳で、そうした人がいるとは驚きです。作者のカニグズバーグさんは、そんな少女だったのでしょうね。
ボクの目標は、アガサ・クリスティとか普通のミステリーなどをスラスラ読むことです。カニグズバーグさんの本が15冊入ったBOXがAmazonで9,000円ちょっとだったので、Kindle版より安いし、練習台に買ってみたのでした。やっと半分終わりました。あと7冊。次は面白いかな。