才能か性格か
昨日、時間つぶしの為に寄った狭山台図書館で、たまたま手にしたのが「面白いほど詰め込める勉強法」という本でした。著者の小谷野敦という人は知りませんでした。目次を見たら、最後に英語の勉強法のことがあり、時間的にもちょうど良さそうだったので、その部分を読んでみました。
ボクはワンランク上のおっさんを目指して、英語のリーディング能力を身につけたいと思っています。アルクの究極の英単語のレベル9、つまり9,000語の語彙力にもう少しで達するところです。そして、KindleとMacBook AirのiBooksで、洋書をちびちび読んでいます。
この本に書いてあったことは概ね賛成。才能の無いものは、地道な努力をたゆまず続けるしかないようです。才能のある人が羨ましいです。
むしろ、才能ではなくて、心理的傾向というか性格かなと、ひがみまじりに思いました。
この本の著者はどうか知りませんが、ボクは英会話どころか日本語の会話もあまり興味ありません。そんなことより、優れた発想で書かれた本を読みたいと思います。これは、あまり良い態度ではありませんが、いつわらざる思いです。
逆に、本など読むひまがあったら、おしゃべりをしていたほうが良いという人もいるでしょう。コミュニケーションを大事にする人。こんな人が、語学の才能のある人なのではないかなと思います。
ことばは、読み書きよりも会話のほうが先だったのでしょうから。ことばが発生したずっと後に文字が発明されたのでしょう。ことばの音に、顔の表情や身振りを加えれば、容易に気分を伝えることができそうです。気分を伝えあって、何が楽しいのかわかりませんが…。
発作か陰謀か
ここで、歴史的転換点をリアルタイムで体験している気分です。今の関心は、いわゆる加計学園問題の国会で、青山繁晴参議院議員の参考人質問を反アベのマスコミが無視したことです。
あの汚らわしい前川と、前愛媛県知事の老紳士とを交互に登場させて見せてくれたものです。TVで見て感動しました。
マスコミはこれを無視することで、反アベを強く主張しているのだろうと思います。ボクのようにNHKの中継で見ていた暇人もいるのだから、無かったことにはできないでしょう。何か切迫した努力を感じます。
ボクは以前から好きな岸田秀の説に従って、日本が国ごと発作を起こしたのではないかと思っています。つまり、ミサイルに反発する内的自己と、汚らわしい外的自己とが分裂して、自我が崩壊しつつある危機です。
また、マスコミの振る舞いは、日本国憲法改正を阻止しようとする某国の陰謀だという説を唱える人もいるようです。何年か前の韓流ブームは、TV界を牛耳る電通を中心とした、同じような陰謀だったとしています。
遺跡を登る杏
少し前に、マンションの管理組合の総会がありました。いつもは出ませんが、前年度の理事だったので、提案側の立場で出ました。理事は持ち回りでやっています。
修繕積立金の値上げを検討中だという他は、特にもめそうな議案はありませんでした。それでも、何人かのおっさんが意見を述べました。重箱の隅をつつくたぐいの意見だと思いました。
ボクは黙っていましたが、苦々しい気分でした。こうすべきだという考えがあるのならば、自分が理事長でもやればいいじゃねえかと思うからです。
ここで、安倍政権批判の野党やマスコミなどを見て感じる気分と似たものかもしれません。
この前の都議会議員選挙の終盤、あの詐欺師を連れて来て騒ぐ姿はとても不快でした。そして、民進党ではレンホーを辞めさせて前川喜平を代表にしたいという人もいるとか。吐き気がします。
統合はむずかしい
YouTubeで、虎ノ門ニュースの青山繁晴氏の解説を聞いて、あることを思い出しています。
6月26日の虎ノ門ニュースでの青山氏の話は、例の加計学園事件の前川喜平氏を含む一派の存在に関することです。興味のある方は探してみてください。ボクはこの人はわりあい好きです。
思い出したのは、ボクの好きな岸田秀の「ものぐさ精神分析」の中の「近代日本を精神分析する」という文です。1975年に発表された文です。日本は、今でいう統合失調症だという内容です。興味のある方は読んでみてください。
つまり、ボクは今まさに、岸田のいう内的自己と外的自己との対立を目撃しているように感じます。青山氏をはじめとする内的自己の代表者と、前川喜平氏をはじめとする外的自己の代表者との衝突です。いや、衝突ならまだ良いのだと思います。分裂して発狂するよりは。
青山氏のように顕在化させて衝突し、統合できれば良いのでしょうが無理かもしれません。
昔、きれいなタカと汚れたハトと言われたように、内的自己を代表する人々は基本的に純粋で美しいのだから、スキャンダルを探しても無理でしょう。外的自己を代表する人々は、前川氏が典型的な例ですが、自分達こそ冷静に合理的な判断のできるエリートだと思っているかもしれませんが、金や女や地位を貪る醜い姿を隠している人々です。
マスコミは揚げ足取りやデマを流すだけで、西南戦争の時に、西郷軍は残虐非道な賊軍であるというデマを流した新聞と同じことをしているように見えます。
ハロワにて
先日、せがれと二人で所沢のハロワへ行きました。ボクは失業の認定。
せがれは学卒受付という窓口で就職相談。手強そうなおばさんと1時間以上話していました。ヒマなのでしょうか。求人倍率がどうの、完全雇用がこうのと言われますが就活は大変そうです。企業の求める人材にみせかける技術を身につけなければなりません。
これまで、企業は選び放題だったのでしょう。全国から集まるエントリーシートの中から厳選して、さらに過酷な面接でふるい落とし、ほぼ理想どおりの人を採用したのでしょうか。
それならば、日本の、特に大企業の業績はもっと伸びていてもよさそうなもんだと思います。優秀な人ばかりなんだから。
それとも、サイコロを振って選んでいるのでしょうか。
マスコミの天下り
昨日、YouTubeで武田教授と須田慎一郎の虎ノ門ニュースを聞いて、なるほどと思いました。大学には新聞社枠というものがあるそうです。大手新聞社の偉い人が大学教授に天下りをするとか。これには文科省が絡むのでしょう。
こうした関係から、新聞やテレビでは文科省の役人の不利になる部分はタブーなんでしょうね。
高橋洋一さんによれば、加計文書問題は単に文科省の役人が上司にウソの言い訳をしただけだそうです。公開されている議事録の内容や日付から明らかだとか。すっかり勝負がついたあとに、交渉に敗れた無能な文科省の役人が書いたもののようです。
新聞やテレビがこのことに一切言及しない謎が解けたような気がしました。そんなことをしたら、自分の天下り先がなくなるのだからテレビ局や新聞社の上層部は絶対に許可しないでしょう。また、テレビ局や新聞社の下っ端は、そうした上層部の意向を忖度するのでしょうね。総理のご意向ではなく、社長のご意向を。
ボクは共謀罪には賛成です。
地下鉄サリン事件のようなテロが未然に防げるのならば、年間数千人の無実の人がしょっぴかれても良いと思います。年間数千人の無実の人が交通事故で死んでいるのですから。テロを未然に防ぐことは、自動車の便利さと同じくらい大切だと思います。