CBOのスケッチブック

素敵な絵をお届けします

古代蓮の里2016

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 先月、行田市古代蓮の里へ行って撮って来た写真を見ながら描きました。この日は朝からよく晴れて、日なたに居たら頭がクラクラしました。向こうに見えるのは古代蓮会館の展望台です。

 ペンで描いたあと、iPadのArtStudioに取り込んで色を付け、背景のレイヤーにブラーをかけてボカシてみました。

 今朝のNHKニュースおはよう日本の最後には、この古代蓮の里の蓮池の端に据え付けてあるNHKの固定カメラからの映像が映りました。その後の「とと姉ちゃん」では、唐沢寿明扮する花森安治がやっと編集を引き受けてくれて良かったですね。


 Kindleの”The False Prince”が読み終わりました。なんと、みなしごのセージは本物のジェイロン王子だったのですね。セージを助けた召使いの少女イモジェン(Imogen)は珍しい名前ですね。あちらでは普通なのでしょうか。
 次は趣を変えて、アメリカの小説”Moon Over Manifest”「マニフェスト町にかかる月(?)」を読んでみようと思います。少女が見知らぬ町を探検して、父親の過去にまつわる謎をときほぐす、みたいな感じです。

 

季節外れの福寿草

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 今年の2月に埼玉県にある国営武蔵丘陵森林公園へ行って写して来た写真を見ながら、ペンで描き、iPadのArtStudioに取り込んで色をつけた後、奥のレイヤーにBlurをかけてボカシてみました。奥行きというか、立体感が感じられたらおなぐさみです。

 今日は、埼玉県行田市にある古代蓮の里へ行ってきました。まだ6月ですが、蓮の花はOKです。帽子を忘れてしまい、日なたのベンチに腰掛けていたら、頭がクラクラしてきました。これはまずいと思い、屋根のあるところへ移りました。その後、行田市郷土博物館も見てきました。映画「のぼうの城」の舞台となった忍城のことがよくわかりました。


 また、以前からチビチビ読んでいたJames Gurneyの”Color and Light”を読み終わりました。「ダイノトピア」というファンタジー作品で有名なアメリカ人の画家の書いた、絵画の技法書です。Gamut(ガマット)という考え方というかテクニックというか、まだよく分からないですけど、興味あることが書いてありました。どんな素晴らしいことか、うまく消化できたら、ここで紹介したいと思っています。

The False Prince

 

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 ワンランク上のおっさんを目指して、英語リーディング能力を身につけたいと思っています。昨年5月から始めたボキャビルダーは今、8,500語ほどまで来ました。一日に33語ずつ暗記できれば、一年で12,000語を暗記して終わっているはずですが、ボクは一日に20語ちょっとでした。とはいえ、英単語を暗記する優れた方法だと思います。12,000語を達成するまで続けようと思っています。

 自分の世界を広げたいだけで、コミュニケーションをしようとは思っていません。

 今年の1月にKindle Paperwhite を買って、洋書のKindle版を読んでいます。今は5冊目の”The False Prince”を読み始めたところです。舞台は中世のどこかの王国のようです。内乱を治めるために、みなしごを行方不明の王子に仕立て上げて自分の意のままに操ろうと計画する摂政のコナー。彼に見いだされ連れられて行く、はみだし者のセージはどんな活躍を見せてくれるのでしょう。

 

豚の死なない日

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 今年の1月に買ったKindle Paperwhiteで、4冊目の洋書を読み終わりました。”A Day No Pigs Would Die”(豚の死なない日)です。ペットにした豚のピンキーを、その年の冬の食糧難の為に殺して食べなくてはならない主人公一家。そんな貧しい生活が終わり、豚の死なない日が訪れることを願う意味の題名かなと思ったら、そうでもなかったようです。

 最終章で、父親の死んだ日、葬式には父親の勤め先である豚の屠殺場の人々が来たので、この日は豚の死なない日だと書いてありました。父親の死んだ日が、豚の死なない日だという皮肉でしょうか。この本のテーマのひとつである、厳しい貧しさの象徴でしょうか。

 戦前の農家の日常を描いた、このような小説は日本にもあるのでしょうか。ありそうですね。楽しいというよりも、世界の広がる有意義な作品でした。

 次は楽しい物語を読みたいと思います。

 Amazonの欲しいものリストに入れている30冊のなかから、”The False Prince”をDLしようかなと思っています。男子中学生向けの娯楽ファンタジーだそうです。

古代蓮の里2015

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 昨年7月に、埼玉県行田市にある古代蓮の里を描いたものです。


 そういうわけで昨日、図書館で「豚の死んだ日」(ロバート・ニュートン・ペック著、金原瑞人訳)を借りて、とりあえず第8章を読みました。だいたいボクの読んだ通りのことが書いてありました。リーディング能力的には安心しました。

 訳者あとがきによると、60年代後半から70年代にかけてアメリカの出版業界ではヤングアダルトという分野が急成長をとげ、72年に発表されたこの作品もその代表的な一冊だそうです。子ども向けだと思ったのは、ボクの間違いだったようです。それとも、このくらいの生々しさがあっても子ども向けと言えるのでしょうか。ヤングアダルトという言葉がはっきりわかりません。

 セックスや殺人の場面の直接的な描写がなければ、ヤングアダルトものと言えるのかもしれません。

 第8章では、ロブの親父はショットガンをぶらさげて墓場へ向かいました。労働によって神に奉仕する禁欲的で敬虔なシェーカー教徒であっても、いや、だからこそ、いざとなったらショットガンをぶっ放す覚悟があるのでしょうか。揺るぎない信念をもつ人の強さを感じます。

 岸田秀は著書で、欧米人を「神を親分とする暴力団員だ」と例えました。なんか恐ろしい感じです。

 何となく、かもしだされた空気に従うボクたち日本人からすれば、別世界のようです。

 

菖蒲園インク

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 マルマンの普通のスケッチブックの紙を、ポケットサイズに切ったものに描いてみました。マルマンのヴィファールという水彩紙に比べると薄くて、インク&ウォッシュでは次のページも湿ってしまいました。一週間ほど前の菖蒲園の様子です。

 

 ところで今、Kindleで読んでいるのは”A Days No Pigs Would Die”という小説です。以前、TOKYOFMの「パナソニック・メロディアス・ライブラリー」で取り上げられたものです。思い入れたっぷりの小川洋子さんの語りを聞くと、どんな本でも片っ端から読みたくなってしまいます。番組で取り上げたのは「豚の死なない日」という邦訳版ですが、ボクは原書に挑戦してみました。

 男の子は可愛いブタをもらって一生懸命育てますが、最後は悲しい結末に…という話だったので、映画の「ベイブ」や「シャーロットの贈り物」をイメージしました。悲しい結末とは言っても、子ども向けの本ということだし。

 ところが昨日、第8章を読んでびっくり。

 牛の喉に突っ込んだ手をガシガシ噛まれる話で始まり、メス豚は自分の生んだ子を食うという話とかもあって、悲しい結末に通じる感じはあったのですが…

 第8章は、主人公のロブが嵐の夜に不穏な空気を感じて目を覚ますところから始まります。土砂降りの中を、親父と二人で墓地へ向かいます。泥だらけの大男が墓を掘り返しています。そして、小さい棺を担ぎあげると、「この子は俺のものだ」と言います。
 男の浮気の相手と一緒に埋葬された赤ん坊の死体の入った棺。浮気の相手は首を吊って死んだようです。男は赤ん坊を自分の家の墓へ葬りたいようです。
 第8章は、ロブが、その小さい棺を積んだ荷車に乗った男とその妻を見送るところで終わります。

 本当に子ども向けの本でしょうか。ボクの読み間違いでしょうか。邦訳版の第8章をいそいで読んでみたくなりました。

パペット

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 これはフランクリン手帳の、コードバンのポケットサイズのやつです。身分不相応とは知りながら、高級な革の手帳を持ってみたかったのです。時々ながめる程度だったものを、ここでスケッチブックにしようと思い立ちました。画用紙をこのサイズで切って、綴じておこうと思います。

 この絵は Gurney Journey というブログで紹介された動画で見たパペット、両手の指で動かす人形です。カタチや色使いや仕掛けなど、とても面白いと感じました。特に、人形の手の指が動いて、ものをつかんだり指差したりするのは驚きです。Barnaby Dixon という若い人の作品です。