CBOのスケッチブック

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LGBT炎上について考える

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 ここで何回か圏央道をドライブしました。ところどころに、丸い制限速度を表す電光板がありました。80㎞/hとか70㎞/hとか100㎞/hとか。これを守らないクルマが多くてアタマに来ました。

 制限速度を守っているのは、一部のトラックやボクくらいなものでした。これらのトラックは何か機械が繋がっていて、80㎞/h以上を記録すると、帰ってから譴責処分をくらうので、仕方なく守っているのに過ぎないのかもしれません。走行車線には、これらのトラックやボクみたいなクルマがあるのに、ボクの鼻面をかすめて走行車線に入ったかと思うと前のトラックにグングン近づいていって、すぐまた追い越し車線に戻るという行為をする者がいるのが、むしろ不思議です。それほど制限速度を守りたくないなら、追い越し車線をずっと走り続けるほうが、合理的です。

 ボクは、これはこれ、あれはあれと器用に仕分けることができません。ボクのアタマの中の道徳的回路はひとつにつながっています。

 高速道路の制限速度を守らないというのは、決められたことを守らないということなので重大だと思います。LGBTの人を差別することを禁ずる法律があっても、守らないよということです。

 LGBTに限らず、すべての人を平等に扱う立派な人ならば、高速道路の制限速度は当然守るでしょう。高速道路の制限速度は守らないくせに、LGBTの差別を騒ぐのは偽善者だと思います。邪悪な政治的意図さえ感じます。

 

 とはいえ、ボクが高速道路の制限速度を守るのは立派だからではなく、そのほうが楽だからで、決められた事を守らない場合もあります。そういうわけで、ボクのアタマの中にも道徳的な優先順位という考え方があります。高速道路の制限速度を守らないことなんてたいしたことではないという考え方です。

 LGBTの皆さんも差別されて苦しいでしょうが、金や恨みの為に殺された人や、交通事故で死んだ人や、強姦された人や、いじめられた人や、財産を盗まれた人も苦しいと思います。

 殺人事件の被害者数は確実に減っているので、これがもう少し減ったら、LGBTのことも考えるということでどうでしょう。