CBOのスケッチブック

素敵な絵をお届けします

統合はむずかしい

f:id:CBO58:20170701113314j:plain

 YouTubeで、虎ノ門ニュースの青山繁晴氏の解説を聞いて、あることを思い出しています。

 6月26日の虎ノ門ニュースでの青山氏の話は、例の加計学園事件の前川喜平氏を含む一派の存在に関することです。興味のある方は探してみてください。ボクはこの人はわりあい好きです。

 思い出したのは、ボクの好きな岸田秀の「ものぐさ精神分析」の中の「近代日本を精神分析する」という文です。1975年に発表された文です。日本は、今でいう統合失調症だという内容です。興味のある方は読んでみてください。

 つまり、ボクは今まさに、岸田のいう内的自己と外的自己との対立を目撃しているように感じます。青山氏をはじめとする内的自己の代表者と、前川喜平氏をはじめとする外的自己の代表者との衝突です。いや、衝突ならまだ良いのだと思います。分裂して発狂するよりは。

 青山氏のように顕在化させて衝突し、統合できれば良いのでしょうが無理かもしれません。


 昔、きれいなタカと汚れたハトと言われたように、内的自己を代表する人々は基本的に純粋で美しいのだから、スキャンダルを探しても無理でしょう。外的自己を代表する人々は、前川氏が典型的な例ですが、自分達こそ冷静に合理的な判断のできるエリートだと思っているかもしれませんが、金や女や地位を貪る醜い姿を隠している人々です。

 マスコミは揚げ足取りやデマを流すだけで、西南戦争の時に、西郷軍は残虐非道な賊軍であるというデマを流した新聞と同じことをしているように見えます。