CBOのスケッチブック

素敵な絵をお届けします

通路に手すりを

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 「空海 美しき王妃の謎」を見て来ました。イマイチでした。映像は見応えがありましたが、ストーリーがよくわからないというか、起承転結がはっきりしないというか、もうちょっとわかりやすいお話のほうが良かったかなと思います。

 クライマックスに向けて徐々に盛り上がるのではなく、はじめにぶっ飛ばされて、途中からどうでもよくなってしまいました。原作の小説もこんな感じなのでしょうか。

 映像は良いのですが、なんだか、原作の小説の豪華な挿絵のような感じがしました。予告編で十分かなと思います。
 最初に映った水彩画風の画面は何なんでしょう。ロード・オブ・ザ・リングみたいに、エンドロールの背景にすれば良かったのにと思いました。


 ところで、今度も高齢者が目立ちました。自分もですけど。終わってから、座席を立って通路を降りて行く姿が、よろよろして危なっかしい感じです。座席を1列か2列つぶしてでも手すりをつけるのが良いなと思いました。

 

モスキート音

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 せがれによると、近所にモスキート音を出している家があるそうです。以前、一緒に歩いている時にその家の前で、せがれがボクに「聞こえるか」と言いました。学校の教室の黒板をひっかいた音に近い音だそうです。ボクはまったく聞こえませんでした。

 その時には半信半疑でした。何しろボクには聞こえないし。猫や犬が嫌がると同時に若い人も嫌がるのだから、そんなひどいことはしないだろうと思いました。

 ところが先日、TVの何かの健康番組で難聴のことをやっていて、70歳未満の人には聞こえる音を鳴らしたのに、まったく何も聞こえなくて驚きました。番組では、おそらく徐々に周波数を上げていったのでしょうが、初期値の70歳代以上には聞こえないけど61歳のボクには聞こえるはずの音ですら聞こえませんでした。補聴器は高いし、ボクはこのままでもOKです。

 というわけで、せがれの言う通りモスキート音を出している家はあるということですね。

Jennifer, Hecate, Macbeth, William McKinley, and me, Elizabeth

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 長い題名ですね。Elizabethは主人公の小学5年生の女の子。Jenniferは、最終的にElizabethの親友になる女の子。残りの三つは果たして意味があるのやら、ないのやら。
 ちなみに、Macbethはあのマクベス。Hecateはマクベスに出てくる三人の魔女の親玉みたいな女神ヘカテですか。William McKinleyはググッたら、第25代アメリカ合衆国大統領と出ました。二人の通う小学校の名前でもあります。
 「魔女ジェニファとわたし」という邦訳版があるそうです。

 有名な、といってもボクは最近まで知りませんでしたが、カニグスバーグの1967年の作品で、ニューベリー・オーナー賞を取りました。Ages 8-12ということもあり、あまり手応えはありませんでしたが、「マクベス」の物語にまつわる部分もあり、もしかしたら、ボクの知らない深い意味を秘めているのかもしれません。

 興味を引いた部分を二つ。

 ひとつは時々出て来る手書きの文です。JenniferのElizabethに宛てて書いたメッセージなのですが、ちゃんとペンで書いた筆記体で、よく読めない部分がありました。いわゆる達筆なのでしょうか。どうやら、小文字の「s」が独特なようです。

 それから、リトグラフみたいな感じの何か暗い挿絵があります。お話にリアリティがあるのだから、挿絵はもう少し明るいほうが良いと思いました。

スリーパーセル

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 BLOGOSで、三浦瑠麗(みうらるり)さんの言った「スリーパーセル」のことをみて、ボクは咄嗟に昔の子連れ狼の「柳生草」を思い出しました。日本人になりすまして潜伏している北朝鮮工作員というのが、親から子へ代々受け継がれて行く裏柳生の隠密と似ているなと。また、「土台人」という言葉も初めて知りました。

 一方、昨日に続いて今朝も、NHKの朝のニュースで「中朝関係悪化の発端」というのを見ました。オリンピックの話題に挟まって、何か不自然。重大ニュース6個の一つに入れています。内容はそれほど意外なことでもないのに。これを報じているのはNHKだけのようです。

 そこでボクは、NHKはそれと知ってか知らずか、スリーパーセルのみなさんに指令を与えているのではないかという妄想を抱きました。あのニュースのどこかに、秘密作戦を発動させるキーワードが隠されていた、なんて、まんがや映画の見過ぎですね。

 

ひらめきについて

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 昨日の夕方NHKをつけたらアイスホッケー女子をやっていて、試合中の映像を見ている女優さんの、
「痛そうッ」
 というコメントに、思わず笑ってしまいました。スポーツの中継で「痛そうッ」というのは、あまり聞かないような気がします。


 ところで、先週やったNHKスペシャル「人体 神秘の巨大ネットワーク」は良かったです。脳の中の神経細胞の働く様子をきれいなCGで映したりして、何かすごかったです。

 「ひらめき」を得るには、何も考えずにぼーっとしているのが良いとか。
 古来、三上と言って、便器の上、枕の上、馬の上というのが「ひらめく」場所とされています。馬の上、馬上というのは移動中という意味でしょうか。ぼんやりしている時に、突然グッドアイデアがひらめくようです。

 しかし、ひらめきはすぐに消えてしまいます。はかないです。何かをひらめいたことだけは覚えていたりして、忘れてしまったひらめきは何かとても重大なことだったような気がします。実際はたいしたことなくても。

 ひらめきをすぐに記録する為に、外山滋比古先生は常に紙とペンを持ち歩いていたそうです。ボクはボイスメモに吹き込むか、バレットジャーナルのデイリーログのページに書き込みます。ラピッド・ロギングですね。

 でも、あまりガツガツ「ひらめき」を溜めておこうとするのは、下品な感じもします。執着しているような感じです。ボクは敬虔な仏教徒なので(うそ)、何かに執着することはよくないと思っております。

 

 この絵は、埼玉県狭山市にある智光山公園の薬草園です。

A Long Way from Chicago

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 おばあちゃんの武勇伝です。読み応えがありました。「シカゴよりこわい町」という邦訳版が出ています。

 裏表紙のバーコードのところに小さく「Ages 10 up」とあるので、10歳以上の人向けですか。ボクは61歳なのでOKです。それにしても、小学校高学年でこうした物語の本を読む人は偉いと思います。ボクの初めて教科書以外の本を読んだのは、高校生の時で、大藪春彦でした。


 知らないイデオムがどんどん出て来るので、けっこう難しく感じました。なんとか読めたのは、アルク英辞郎on the WEBのおかげです。たとえば、

 “Well, it’s no skin off my nose,” …

 というのに出くわした時、普通の辞書、例えばボクのiPadに入れているロングマンの英英辞典では skin を引いて、ずらずらと送って探さないと出て来ません。見出し語に skin off とかは無いからです。

 ところが、アルク英辞郎on the WEBならば、 skin off でも、no skin でも、skin nose でも

 no skin off someone’s nose
  (人)には関係のないことだ…

 というのが出て来ます。すごく便利です。


 こうして、いちいち辞書なんか引いていないで、前後の文から意味を類推しながら、沢山読みなさいという派のあることは知っています。多読ですね。ボクは辞書(アルク英辞郎on the WEB)を引く派です。

天馬

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 また雪です。ここ埼玉県南西部はまだ少し降っていて、思ったより積もりました。寒いです。今は一年で一番寒い時期だから、しょうがないなと思います。

 でも、先週、カリフォルニア州に住んでいる家内の妹から荷物が届いて、その後家内がメールでやり取りした時には、彼の地の気温は30℃もあるとか。シルマーというロサンゼルスに近い町だそうです。同じ北半球でも随分違うもんだなと思いました。緯度的にも、それほど低くはないはずです。

 世界には色んな気候のところがあるもんですね。

 この絵は、埼玉県所沢市にある航空公園の一角にある飛行機です。