The Big Sleep
私立探偵フィリップ・マーロウの活躍するシリーズの1作目、翻訳版の題名は「大いなる眠り」。レイモンド・チャンドラーの1939年の作品です。難しいですが、わりと面白かった。
知らない語や言い回しが沢山出てきました。7作品全部とおまけ付きで200円だし、テキトウ読みです。翻訳版は、村上春樹のものも誰のも読んでいません。ちなみに村上春樹は何か嫌で、まだ一冊も読んだことありません。
情景や人の顔つきや動作など細かく書いてあってイメージしやすいです。といっても、ハードボイルドな私立探偵の気分には、まだイマイチなりきれませんでした。英語力さえ上がれば、ボクもハンフリー・ボガートになれる…わけないか。
安くなっているのは、作者の死後何十年かたったので著作権が切れたからでしょうか。ヘミングウェイ全集も安いのに、スタインベックは安くないです。例のミッキーマウス法のせいでしょうか。日本の昔の作家では、志賀直哉は安くなりません。長生きしたんですね。