CBOのスケッチブック

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From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler

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 これも長い題名です。直訳すると「バジル・E・フランクウェイラー夫人のごちゃまぜファイルから」とでもなりましょうか。邦訳版の題名は「クローディアの秘密」となっております。

 カニグスバーグの1967年の作品です。ニューベリー賞を取りました。とてもよくできた物語でした。テーマも奥深いものがあります。あと1ヶ月で12歳になる少女の心理をリアルに描いている、のでしょうね。深刻なお話ではなく、伏線もあって楽しめました。
 8〜12歳向けとなっていますが、少しまごつく部分もありました。

 

 

 さて、この物語の舞台のニューヨークの、マンハッタンのグランド・セントラル駅にボクが着いたのは、クローディアとジェイミーの19年後、1986年の秋でした。クローディア達はグリニッジ駅から乗りましたが、ボクは、逗留していたホリデーインの近くのデリエンという駅から電車に乗り込みました。グランド・セントラル駅の巨大空間には圧倒されました。

 マンハッタンではミュージカルの「フォーティセカンド・ストリート」を見ました。さっぱりわかりませんでした。ツインタワーは立派にそびえていました。

 勤めていた会社が、コネティカット州のとある半導体製造装置メーカーと合弁会社を作って、その計画の一環として研修に行ったのでした。それから1年半後には、目的の装置の生まれ故郷であるリヒテンシュタイン公国へも行きました。今から思うとバブルでした。