CBOのスケッチブック

素敵な絵をお届けします

Jennifer, Hecate, Macbeth, William McKinley, and me, Elizabeth

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 長い題名ですね。Elizabethは主人公の小学5年生の女の子。Jenniferは、最終的にElizabethの親友になる女の子。残りの三つは果たして意味があるのやら、ないのやら。
 ちなみに、Macbethはあのマクベス。Hecateはマクベスに出てくる三人の魔女の親玉みたいな女神ヘカテですか。William McKinleyはググッたら、第25代アメリカ合衆国大統領と出ました。二人の通う小学校の名前でもあります。
 「魔女ジェニファとわたし」という邦訳版があるそうです。

 有名な、といってもボクは最近まで知りませんでしたが、カニグスバーグの1967年の作品で、ニューベリー・オーナー賞を取りました。Ages 8-12ということもあり、あまり手応えはありませんでしたが、「マクベス」の物語にまつわる部分もあり、もしかしたら、ボクの知らない深い意味を秘めているのかもしれません。

 興味を引いた部分を二つ。

 ひとつは時々出て来る手書きの文です。JenniferのElizabethに宛てて書いたメッセージなのですが、ちゃんとペンで書いた筆記体で、よく読めない部分がありました。いわゆる達筆なのでしょうか。どうやら、小文字の「s」が独特なようです。

 それから、リトグラフみたいな感じの何か暗い挿絵があります。お話にリアリティがあるのだから、挿絵はもう少し明るいほうが良いと思いました。