CBOのスケッチブック

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思い出のマーニー

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 Kindleで”When Marnie Was There”を読み終わったので、DVDを借りて来て「思い出のマーニー」を見ました。見事に映画化されていると思いました。泣けました。

 原作では泣けませんでした。まだ、ストーリーを追うのが精一杯のようです。情緒的な部分を味わえるレベルまでは、あとちょっとでしょうか。

 原作ではリンジー家の兄妹たちと遊ぶ部分が丁寧に描かれていました。あと、ギリーおばさんを招いて謎解きをする部分も含めて、映画はスッキリまとまっていました。

 また、原作で気になったのは、アンナが持って来たマンガ本をマーニーに貸す場面があって返す場面がなかったので、ボクはこのアンナのマンガ本がヨレヨレになって見つかる場面もあるものと思ったのですが、無かったことです。ただのタイムトラベル物ではないのでしょう。それにしては、舞踏会に、シーラベンダーを持ったジプシーの少女を連れて来たことは歴史的事実になっているので、中途半端な感じです。

 タイムトラベル物と言えばなんといっても、広瀬正の「マイナス・ゼロ」が最高でした。男と結婚した娘は、過去へ行って自分自身を生むというパラドックスが登場しました。

 Kindleで今度は “Ophelia and the Marvelous Boy” を読んでいます。これも小学校高学年から中学生向けの物語です。小学校高学年から中学生の頃に、この本や”When Marnie〜”などを読むなんて偉いですね。ボクはその頃は本を読んではいませんでした。本を読み始めたのは高校生の頃、それも大藪春彦平井和正などが主で、やっと司馬遼太郎という具合でした。