CBOのスケッチブック

素敵な絵をお届けします

みやげもの屋の塔

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 昨日の続きです。

 

 「永沢まことの街歩きスケッチ入門」をパラパラとめくっていて、最後のほうの記述、出来上がった作品を人に見てもらうには個展を開くのが良いですよ、というような部分にちょっと引っ掛かったのでした。このせつのことだから、ネットで公開するのを勧めても良さそうなものなのに、なぜそうしないのでしょうか。

 

 ネットでは、エロ関係以外の、普通の風景画とかスケッチ作品などの需要は無いのだと思います。まあ、しょうがないですね。ネットに限らず、メディア全体を見ても同じような感じです。従って、適切な発表の場として残るのは「個展」ということになるのでしょうか。

 

 また、アーバン・スケッチャーズという、まさに永沢さんの言う「街歩きスケッチ」をしている一派があったと思ったのですが、全く触れていません。日本には生息していないのでしょうか。

 ボクは知ってはいましたが、敬遠しています。アーバン・スケッチャーズ・マニフェストとかいう決まり事に賛同する気にはならなかったのです。どんな決まり事かと言うと…

 

 1.我々は直接観察したものを現場で描く

 2.我々の作品は我々の身の回りで起きたことを伝える

 3.我々の作品は時間と場所を記録に留める

 

 という感じの文が合計8個あります。撮って来た写真を見て描いたものはダメ。もちろん、TVで見た場面を描いたものなどはもってのほかですね。