CBOのスケッチブック

素敵な絵をお届けします

やせがまん

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 出ました。iPad Pro の新型。カッコいいーッ。

 高いです。でも、ジジイの道具としては、この程度の贅沢は許されるでしょう。おそらく、貧乏人のくせに、高いゴルフクラブや高い釣竿を持っているジジイは少なくないはずです。ジジイがパチンコや酒に使う金は相当なものだと思います。ジジイの道楽ですから、コストパフォーマンスなんか関係ありません。

 しかし、ガマンしています。お絵描きには、今持っている iPad mini 4 と太いバンブースタイラスで充分であると、自分に言い聞かせております。

 iPad Pro の新型のスッキリした画面と新しいアップルペンシルの組み合わせなら、美しい作品を生み出せるでしょうが、iPad mini 4 の小さな画面と太いバンブースタイラスでだって、そこそこには描けます。

 弘法筆を択ばず、であります。

 

狭山市立博物館

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 絵日記シリーズの第三弾は、埼玉県狭山市にある市立博物館です。西武池袋線稲荷山公園駅の近くです。ここは先日、航空祭をやった航空自衛隊入間基地のあるところです。以前は米軍のジョンソン基地、その前は陸軍士官学校だったそうです。吉田博が絵を描きに来た頃には、何も無かったのかもしれません。

 吉田博展は150円。入口に雲井桜があって、その横に、イーゼルに向かう若き吉田博のワイルドな感じの写真がありました。

 広い窓のわきにブロンズ像が置いてありました。「親愛」という作品です。若い母親と手をつなぐ男の子でしょうか。二人とも裸ですから、シチュエーションはかなり限られますね。どこかの温泉に来ていて、これからお風呂に入るところでしょうか。

 入間馬車鉄道は入間川と飯能の間を、1901年から17年間営業したそうです。常設展示ではこの他にも色々あって、中でも竪穴式住居の模型は印象的です。説明によれば、このへんでは平安時代くらいまでは竪穴式住居に住んでいたことが、遺跡の発掘調査からわかっています、とあります。土に穴を掘って暮らすのは、意外に快適かもしれませんね。

 

鉢形城跡

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 絵日記シリーズの第二弾は、埼玉県大里郡寄居町にある鉢形城です。こちらから行くと、寄居町の中心部へ入る手前の、荒川の南岸にあります。戦国時代に関東を支配した北条氏の拠点だったそうです。

 鉢形城歴史館にある当時の様子を再現した模型を見ると、立派なお城だったのだと思いました。城郭跡の公園も広くて立派です。桜の時期はさぞかし賑やかでしょう。いっその事、行田の忍城みたいに、実際にはなかった天守閣でも建ててしまえばもっと立派になりますよね。


 小川町から寄居町へ入るところにホンダの工場がありました。道路からは木立越しにHONDAの立派な看板だけ見えました。大きな自動車工場はさしずめ現代の城郭かもしれません。でも、鉢形城のように四百年後に誰か発掘する人がいるのでしょうか。

 アシモ君の子孫がきちんと保存しているかもしれませんね。

縦書きで

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 モーニングページを縦書きで書いてみたら、なんか良い感じです。自己流の連綿で、ねっとりぬらぬらしたためれば、正直な心情吐露になりそう。本来は優柔不断で非論理的なくせに、横書きで書くと、理路整然と明晰に文章を組み立てようとしてしまう感じです。

 そうは言っても、Pinterestでスケッチ・ジャーナルというのでしょうか、モレスキンか何かにスケッチを描いてその絵の余白にびっしりと横文字で文章が書き込まれているのを見ると、憧れます。なんかかっこいい感じ。


 それで思い立って、埼玉県比企郡嵐山町にある埼玉県立嵐山史跡の博物館(と菅谷館跡)へ行った時のことを、CBO流の絵手紙風味のスケッチ・ジャーナルにしてみました。早い話が絵日記ですね。

 一の谷の合戦で馬をかついで降りた武将がいたことは、子どもの頃に物語として聞いたか何かで知っていました。でも、それが畠山重忠という、わりと身近に住んでいた人だとは知りませんでした。博物館の重忠ロボットは、口や腕が動きそうに見えますが、この日はお疲れのようで動かず音声だけでした。広い城郭跡はずっと下って戦国時代のものだそうです。

 

モーニングページ

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 昔、夜勤をしていた時に、保険の意味でロッカーにゼナを一本入れていました。深夜に身体の調子がおかしくなった時に飲もうと思いました。実際に一回か二回、飲んで朝まで乗り切ったことがありました。千円か千五百円くらいのゼナは効きました。

 しかし、風邪を引いたらしく熱っぽくてだるい、などという時には効きましたが、普通の健康状態の時にゼナを飲んでも、更に元気になるということはありませんでした。

 スピリチュアル的なものも、そんな面があるのかなと思います。

 Focusing、自律訓練法、慈悲の瞑想、The Tools の Active Love などをやってきましたが、あぁ効くなと思ったのは弱っている時だったなと思います。メンタル的に健康な状態では、いくら熱心に取り組んでも、更に幸福になることはないのかなと思います。


 ところで、今度は先日ネットで発見したモーニングページを始めました。ジュリア・キャメロンの本を読んではいません。メンタル的に弱っているわけではありませんが、良さそうです。

耐水性インク

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 万年筆に茶のインクを入れて、こんな感じで描いています。水筆でインクを塗りのばす感じです。ボクはこれをインク&ウォッシュと呼んでいます。右の二人は日陰に居て、走り出した三人を見ています。

 このクラフト紙は画用紙に比べてインクをよく吸い込む(あるいは水筆の水を吸い込まない)ようです。あまりインクをのばせない感じです。そこが利点にもなると思います。

 どちらかというと、万年筆を使うことにこだわりがあります。万年筆に何か賢そうなイメージがあって、用もないのに使いたいという感じです。万年筆で絵を描くには、こんなインク&ウォッシュになるのかなと思っていましたが、ここで良いものを見ました。

 昨日、YouTubeでリズ・スティール( Liz Steel )という人のスケッチする動画を見たら、万年筆で線画を描いて、上から水彩絵の具を塗っているのでした。驚きでした。

 おそらく耐水性のインクを使っているのでしょう。ボクもやってみたいと思いました。耐水性のピグマペンを使えば良いのですが、どうしても万年筆を使いたいのですね。

 

群盲象を撫でる

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 昨日の虎ノ門ニュースで武田先生が、「群盲象を撫でる」を言っていました。暗闇の中で、一人は太い足を触り、別の一人は長い鼻を触り…という感じで、それぞれが「これはこれこれである」と言うが、全体が見えないので「これは象である」と正解を言えるものはいない、という感じのことばです。当時は象という動物が珍しく、知らない者が多かったのでしょうね。

 武田先生は、本庶先生のノーベル賞受賞にまつわる話題として、最先端の研究がいかに大変で重要かということを述べておられました。そして、「群盲象を撫でる」とは言いませんでした。今は群盲なんて言葉は言えないのでしょうか。


 ボクの、これは「群盲象を撫でる」か?と思った体験を書きます。

 20年以上昔、ボクの職場でCIMを導入することになった時のことです。CIMというのは、大げさで先走った恥ずかしい言葉だったのですぐ廃れましたが、要するに生産管理システムのことです。当時のボクの職場の生産管理のやり方からすれば、猫に小判、ブタに真珠、乞食が馬をもらったような状況でした。

 まがりなりにも生産管理じみたことをやっている人は、5人くらいいました。ボクが一人ずつ、今の管理の仕方について話を聞いていった時に、まさに、群盲象を撫でる、かなと思ったものです。

 そこに一頭の象という正解があるなら、それを知りたいと思いましたが、実はそれも怪しいということを後になって知りました。労働組合の役員になって経営協議会に臨んだとき、専務が、ボクのいた職場には何も期待していないと言うのを聞いて、やっぱりなと思いました。